昨今世間を騒がせている北朝鮮のミサイル発射。
現在日本は迎撃するシステムを保有していますが、今後反撃する能力を保有する方針を固めています。
そこで検討されているのが、アメリカの推奨している『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』。
いったいどのようなものなのか。
また導入された場合、どのような利点があるのか紹介します!
日米連携でミサイル防衛へ
現在日本はミサイルに対し、迎撃することのみに特化した防空システムを保有しています。
しかし今後は『反撃能力』を保有するという方針を固めました。
そこで導入を検討しているのがアメリカの推奨する『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』。
導入されれば、今後は『迎撃のみ』から『反撃可能』へと移り変わっていきそうです。
ではこの『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』とはなんなのか。
次の項で見ていきましょう。
『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』とは?
- 『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』とはアメリカが推奨する防衛構想の事を指します。
ミサイルを始め様々な空からの脅威に対し、レーダーやイージス艦を駆使し敵からの攻撃を阻止する。
そして具体的な『反撃能力』として政府は、アメリカ製の巡航ミサイル『トマホーク』の購入を検討しているようです。
- 潜水艦や水上艦から発射され低硬度を比較的自由に飛行し射程1600㎞を超える小型ジェットエンジンによって飛行する海洋発射ミサイルのことです。
- 武器としてだけでなく障害物除去などにも用いられています。
民間施設への反撃ということではなく、あくまで敵のミサイル発射基地への攻撃手段として検討しているようです。
また、自衛隊とアメリカ軍との連携を高める狙いもあるようです。
導入された場合のメリット
導入された場合、システムを通し相手の攻撃を迎撃すべきか反撃すべきか最適な手段を指示する防衛体制が新たに構築されます。
ミサイルを打たれて迎撃するいわば”受け身の体制”からミサイルを発射させない”攻めの体制”へと防空システムが転じようとしているのかもしれません。
導入を検討する理由は?
反撃能力を保有することを検討するに至った理由はやはり北朝鮮の存在でしょう。
北朝鮮は2022年に入り記録的な頻度でミサイルを発射しています。
10月には日本上空を通過しJアラートが発信される事態にもなりました。
北朝鮮側にミサイルを日本に落とす気が無くても国民は不安を募らせています。
反撃能力を保有することにより北朝鮮も強気には出てこられなくなるかもしれません。
実際に使用しなくても存在そのものが抑止力となってくれそうです。
まとめ
今回は『統合防空ミサイル防衛(IAMD)』について紹介しました。
一番はミサイルが発射されないことですが、反撃能力を保有することによる抑止力も大切になってきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!